ウェブ上の終活

 最近ではスマホを利用する高齢者も増えており,それに比例して,フェイスブックなどのSNSを利用されている高齢者の方も増えてきています。そうなると,そのSNSの今後の利用についても終活の一環として考えていくべきといえます。

 もしSNSのアカウントを残したまま亡くなってしまいますと,場合によっては第三者に乗っ取られて悪用されてしまうといったことも考えられます。

 また,故人のPC上に大切なデータが残されており,ご遺族がパスワードを知らないため,専門の業者に依頼してパスワードを解析してもらうといった負担を残してしまうということもあります。

 他にも,オンライン証券やネット銀行の口座が残っていたり,定期的に会費がかかるサービスを利用されていたりすると,その解約をしない限り支払い義務が残ったままとなってしまいます。

 こういったことを防ぐためにも,あらかじめエンディングノートなどにパスワードを残しておくか,どういったサービスを利用していたかも記録しておくべきといえます。
 フェイスブックやツイッターでは,利用していた方が亡くなると,ご遺族は身分証明書やユーザーの死亡したことを証する書類を揃えて,運営会社にアカウントの削除を申請します。

 ツイッターの場合は,入力フォームから申請して,その後に送られてくるメールにその手順が記載されており,その通りに手続きを進めていきます。SNSのアカウント削除を申請するページが各社にあるため,それを使用して申請を行います。

 他には,思い出を残すため,追悼アカウントに切り替えることができるサービスというのもあります。故人の投稿や写真が残った状態で閲覧をすることができます。

 故人がPCやスマホで様々なことを管理されていると,何の対策もしていなければ,その死後は残された方が大変なことになるため,せめてエンディングノートなどに重要なことを記録しておくという終活も必要となります。