何か事業を始めようとして、会社(法人)にするか個人事業にするかは悩むところでもあります。
個人事業は、その個人が商売をするのであれば、取引先と契約をしたり、お金の借入をするのもその個人になります。
これに対して、会社の場合、その会社という集まり(団体)が取引相手と契約をしたり融資をしてもらったりなどします。
平成18年5月1日施行の会社法によって、株式会社が設立し易くなりました。また合同会社が設立できることとなったのも起業し易くなった要因と思われます。
では、個人事業でなく、会社にする理由としてはどんなものがあるのでしょうか。
会社の場合、以下のようなメリットがあります。
① 会社は社会的信用が得られやすい。
② 事業をスムーズに承継できる。
③ 有限責任(ゆうげんせきにん)である。
④ 人材を集めやすい。
⑤ 税務上のメリットがある。
⑥ 社長も社会保険に加入できる。
他にもメリットがありますが、デメリットはというと会社を設立するのに費用がかかる、赤字でも法人住民税を納付しなければならない、事務負担が増すなどが挙げられます。ですが、一定以上の収益があるのであれば、法人化した方が税務上のメリットが大きいと思います。